ごみ焼却施設

住みよい環境づくりをめざした衛生的な施設。
省エネ・コンパクトで公害防止に万全を期しています。

焼却場フローシート

収集されたごみは、計量をして、ごみピットに貯えます。ピットには2.5日分(300 t)のごみ貯えが可能です。
クレーンでホッパに投入し、給塵機・掻取機で適当な大きさに破袋して、炉の中へ連続して供給します。
炉の中は850℃以上の高温で熱せられた砂が旋回している為、分解されたごみと砂との接触が良く、短時間で完全に燃焼されます。ごみピットの臭気や汚水も、外部に漏れることなく処理しています。
ろ過式集塵機の手前で排ガス中に薬品を投入し、有害物質を吸着分解し、ダイオキシン等を規制値以下に抑えます。
煙突から出るガスは、薬品投入や灰固化設備を有している為、クリーンなガスとなります。
不燃物(鉄分等)は炉下より自動的に取り出されます。磁選機で鉄分とそれ以外にわけ、それぞれ場外へ搬出します。
焼却灰
不燃物
ごみクレーン
ごみピットに貯留されたごみは、ごみクレーンにより計量・記録された後、ホッパへ投入されます。
ガス冷却室
焼却炉からの高温の排ガスに水を噴霧し、冷却します。
中央操作室
ごみ焼却施設の中央操作室には、計装システムや自動燃焼制御装置などを備えており、モニター画面により焼却炉の運転状態を常時集中監視して安全で安定した運転をおこなっています。
空気予熱器
排ガスの温度を利用し、炉へ送る燃焼空気を暖めます。
流動床式焼却炉
炉下部で高温の砂を空気で激しく動かし、その中でごみを完全に焼却します。
ろ過式集じん器
焼却炉から排出されるガスは、このろ過式集じん器を通すことで有害な物質を除去しクリーンな排ガスとして大気中に放出しています。

施設概要

処理能力
120 t/16 H(60 t×2炉)
処理方式
旋回流型流動床焼却炉
建設年度
昭和58年8月~昭和61年3月
施設概要
鉄骨ALC造 (一部RC造)
地上6階 地下1階
延床面積 3,304 ㎡
工場棟  2,713 ㎡
管理棟  591 ㎡